2025年1月15日

MHC会報 vol.5(3)

MHC会報 vol.5(3)号発行によせて

 会報第5(3)号を発行しました。前号において、頻発するコンプライアンス違反問題について触れました。これに次いで本号では、「教育・研究における不正」について記しました。心理学の教科書における不正確な引用について触れましたが、教科書検定制度が存在しない大学テキストでは、もっと慎重に書いて欲しいと思います。

 「労働心理学のあれこれ(8)-臨床心理による改善課題ではなかったケース(その2)-」では、時代とともに新しい労働形態が生まれ、そこにおける労働者からのメンタル系訴えを受け止め、臨床心理的課題であると考えられました。しかし、実はそうでなかったことを取り上げました。ちなみに前号の「労働心理学のあれこれ(7)」でも、臨床心理系からの改善課題ではなかった睡眠時無呼吸症候群(SAS)のケースについて触れました。いづれも、根本にある原因を取り除くことで、臨床心理の課題ではなかったのでした。

 会報発行5年目となり、本報の終わりに会報の編集方針について触れました。定款を根拠に、大枠について記しました。このさき編集委員会が出来、編集規定が定められる折りに参考にして下さい。著書には著作権があるように、定期刊行物には、編集権が存在します。そこには、おのずと編集方針があります。今後、大きな体制に成長するにつれて確たるものにしてゆく必要があります。

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