2025年6月16日
MHC会報 vol.5(4)号発行によせて
会報第 5 巻(4)号を発行しました。本号の巻頭言では、「無料~低価格を基本とすべきもの-芸術・料理・福祉ほかについて-」を示し、無名性や無銘性について論じました。芸術は誰でも楽しめることが大切ではないでしょうか。お金持ちだけが高価な芸術品を個人的所有し、一人で楽しむのではなく、金銭的に豊かでなくても高い芸術品を楽しめることこそが大切です。料理しかり、福祉しかりでしょう。
「労働心理学のあれこれ(9)-臨床心理による改善課題ではなかったケース(その 3)-」では、振動障害についてふれました。時代とともに新しい労働形態が生まれ、そこにおける労働者からのメンタル系訴えを正しく知り、正しく対応することが大切です。労働における心理臨床的対応は、まず問題がカウンセリングルームでは起きていなくて、それは労働現場で起きていることを知るべきです。労働現場を見ない、見ようともしない心理臨床家にはならないでいただきたいものです。